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《毒ガスをあびて》とは|62歳の肖像画家が最前線で見た光景を追う
前の男の肩に手を置きながら、目隠しをされた兵士たちが一列になって歩いています。その足元には、すでに倒れ込んだ大勢の負傷者が横たわっています。《毒ガスをあびて》(1919年)は、アメリカ出身の画家ジョン・シンガー・サージェントによる油彩画で、ロ... -
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《エル・ハレオ》とは|画商が10,000フランで買い取った、パリを騒然とさせた一枚を追う
かかとが床を打つ音、指を鳴らす音、手拍子――静止した一枚の絵のはずなのに、フラメンコの音が聞こえてくるようです。《エル・ハレオ》(1882年)は、アメリカ出身の画家ジョン・シンガー・サージェントによる油彩画で、ボストンのイザベラ・スチュワート・... -
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《黒の正方形》とは|聖像画の位置に掛けられた一枚と、その下に隠されていた謎を追う
真っ白な地の中央に、ただ一つ、黒く塗りつぶされた正方形が置かれています。これ以上ないほど単純なこの構図が、1915年のロシア美術に決定的な断絶をもたらしました。《黒の正方形》(1915年)は、ロシアの画家カジミール・マレーヴィチによる油彩画で、モ... -
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《白の上の白》とは|ロシア革命の翌年、色彩そのものを手放した絵を追う
真っ白なカンヴァスの上に、ほんのわずかに温かみを帯びた白の正方形が、斜めに傾いて浮かんでいます。輪郭は曖昧で、目を凝らさなければその存在すら見失ってしまいそうです。《白の上の白(シュプレマティスム構成:白の上の白)》(1918年)は、ロシアの画家... -
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《戦争》とは|馬の疾走が「あり得ない姿勢」で描かれた寓意画を追う
黒い馬に横座りで乗った、髪を振り乱した女が、剣と燻る松明を手に、屍の散らばる荒野を駆け抜けていきます。烏たちがちぎれた手足に群がっています。《戦争、あるいは不和の騎行》(1894年)は、フランスの素朴派の画家アンリ・ルソーによる油彩画で、パリ... -
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《蛇使いの女》とは|ドローネーの母が依頼した、ルソー初の大型注文作を追う
満月の光を浴びながら、闇の中に立つ黒い肌の女性が笛を吹いています。木の枝からは大蛇が伸び、彼女の脚元にも別の蛇が、肩には一匹が巻きついています。《蛇使いの女》(1907年)は、フランスの素朴派の画家アンリ・ルソーによる油彩画で、パリのオルセー... -
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《夢》とは|ジャングルを一度も見たことのない画家が描いた、最後の傑作を追う
赤い長椅子に横たわる裸の女性の周りを、密林の草木と野生の獣たちが取り囲んでいます。満月の淡い光の下、闇に紛れるようにして笛を吹く楽師の姿もあります。《夢》(1910年)は、フランスの素朴派(ナイーブ・アート)の画家アンリ・ルソーによる油彩画で、... -
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《聖マタイの殉教》とは|二度の失敗作の上に描き直された、逃げ惑う群衆と自画像を追う
祭壇でミサを執り行っていたはずの聖人が、今まさに刺客の刃に倒れようとしています。逃げ惑う人々の中、画面奥には自らの姿を紛れ込ませた画家自身の顔があります。《聖マタイの殉教》(1599〜1600年)は、イタリア・バロックを代表する画家カラヴァッジョ... -
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《洗礼者聖ヨハネの斬首》とは|自らの血で署名を刻んだ、カラヴァッジョ唯一の一枚を追う
処刑人はすでに剣を振るい終え、今は腰の短刀を抜いて、首を完全に切り離そうとしています。床には横たわる聖ヨハネ、その傍らには金の皿を構えるサロメ。《洗礼者聖ヨハネの斬首》(1608年)は、イタリアの画家カラヴァッジョによる油彩画で、マルタの首都... -
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《リュート弾き》とは|カラヴァッジョ自身が「最高の一枚」と語った肖像を追う
花瓶いっぱいの花と果物、そしてヴァイオリンが並ぶテーブルを前に、一人の若者がリュートを爪弾きながら、開かれた楽譜を見つめています。《リュート弾き》(1596年頃)は、イタリア・バロックを代表する画家カラヴァッジョによる油彩画で、サンクトペテル...