美術– category –
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《雪中虎図》とは|北斎が死の直前に描いた、雪の中で吠える一頭の虎を追う
雪の降りしきる荒野で、四肢に力をみなぎらせながら、体をくねらせるように駆ける一頭の虎。その視線は天を仰いでいます。《雪中虎図》(1849年)は、江戸時代を代表する絵師・葛飾北斎が数え90歳で手がけた肉筆画で、現在は個人が所蔵しています。落款に記... -
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《猫と鳥》とは|額の中で鳥が飛ぶ、パウル・クレーが描いた「頭の中の欲望」を追う
大きな緑の瞳をした猫の顔が、画面いっぱいに広がっています。額のあたりには小さな鳥がぽつんと描かれていますが、よく見るとこれは猫の前にいるのではなく、猫の頭の中を飛んでいるように配置されています。《猫と鳥》(1928年)は、スイス出身の画家パウ... -
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《カササギ》とは|「影は黒であるべき」という常識を覆した一枚を追う
雪に埋もれた田舎道に、一羽のカササギだけが小さな黒い点として止まっています。この鳥がいなければ、絵の焦点はどこにも定まらなかったかもしれません。《カササギ》(1868〜69年)は、フランス印象派の画家クロード・モネによる油彩画で、パリのオルセー... -
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《ワトソンとサメ》とは|片脚を失った少年が、後にロンドン市長になるまでを追う
ハバナ港の海面には、すでに片脚を失った少年の血が広がっています。小舟から差し伸べられた手と、少年に向かって伸びるロープ。その背後では、巨大な鮫が今まさに二度目の襲撃を仕掛けようとしています。《ワトソンとサメ》(1778年)は、アメリカ生まれの... -
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《世の光》とは|把手のない扉をノックし続けるキリスト、ハントの「額の中の説教」を追う
キリストが手にした角灯の明かりだけが、鬱蒼と茂った夜の庭を照らしています。目の前にある古びた扉には、外側から開けるための取っ手がありません。《世の光》(1851〜53年)は、イギリス・ラファエル前派の画家ウィリアム・ホルマン・ハントによる油彩画... -
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《レノーレのバラード》とは|「死者は速く旅する」――許嫁の亡霊に連れ去られる娘を追う
漆黒の馬に乗った騎士が、恐怖に顔をこわばらせた若い娘を抱えたまま夜の闇を駆け抜けていきます。その兜の中に隠された顔は、実は生きた人間のものではありません。《レノーレのバラード、あるいは死者は速く旅する》(1839年)は、フランスの画家オラース... -
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《何か足りない?》とは|パウル・クレーが描いた、二重の横顔を持つ奇妙な人物像を追う
《何か足りない?》とは|パウル・クレーが描いた、二重の横顔を持つ奇妙な人物像を追う スラッグ: was-fehlt-ihm-klee 一本の線だけで描かれた、鳥のように尖った顔と、その内側にもう一つの横顔が重なり合う奇妙な人物。腕を頭に添え、何かを考え込むよう... -
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《北の花畑》とは|ノルウェーの鉱山町ルーロスに咲いた、月夜の白い花畑を追う
満月がぼんやりと空にかかる夏の夕暮れ、白い花で埋め尽くされた斜面が、遠くの丘陵地帯へと続いています。《北の花畑》(1905年)は、ノルウェーの画家ハラルド・ソールベルグによる油彩画で、オスロの国立美術館(ナショナルミュージアム)が所蔵しています... -
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《サルバトール・ムンディ》とは|わずか45ポンドの「模写」が5億ドル近い値をつけるまでを追う
1958年、ロンドンのオークションでこの絵はわずか45ポンド、日本円にして数万円ほどの値段で落札されました。それから半世紀余りが過ぎた2017年、同じ一枚の板絵が450億円を超える金額で競り落とされ、美術品としては史上最高額を記録します。《サルバトー... -
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《ジャガイモを食べる人々》とは|「土を掘った手で皿に触れている」――ゴッホが仲間との友情を犠牲にしてまで守った初期の代表作を追う
ゴッホがこの絵を仕上げた直後、親しかった画家仲間はこの絵の欠陥をあげつらう手紙を送りつけ、二人の友情はそのまま壊れてしまいました。《ジャガイモを食べる人々》(1885年)は、ゴッホがオランダのニューネンで手がけた油彩画で、現在はアムステルダム...